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2015年7月 4日

命を絶対に諦めない。

今日も仕事!

午後から2件の撮影に行ってきました。

 
 
すえつぐ動物病院の撮影。
 
 
一通り撮影を終えたあと、
 
 
院長の撮影スポットの下見として
 
 
院長室、医局に入った。
 
 
撮影ポイントを抑えた後、
 
 
奥様が美味しいドリップしたコーヒーを入れてくれた。
 
 
流れで、自然と団欒の場に。
 
 
 
 
開院当時の話など色々とお話を聞いていく中で、
 
 
今日のブログを書きたい と掻き立てられたエピソードがあった。
 
 
 
 
 
ある日、死にかけた盲導犬が運び込まれた。
 
 
開院間もない、院長と奥様の二人しかいないとき。
 
 
 
 
緊急手術。
 
 
メスをいれると、お腹全体が真っ黒になっていた。
 
 
手の施しようがなかった。
 
 
 
 
 
容態を説明すべく飼い主を呼んだ。
 
 
「安楽死が最善の方法です。」
 
 
 
 
 
でも、飼い主は諦められない。
 
 
「盲導犬としてでなくていい。この子をどうか救って欲しい」
 
 
 
 
 
院長と奥さんは立ちすくんだ。
 
 
この生命を救えるだろうか・・・
 
 
私たちに、やれるだろうか。
 
 
飼い主を前に二人は、大きな選択を迫られる。
 
 
 
 
 
 
救う道を選ぶか、安楽死か。
 
 
助かる見込みは限りなく低い。
 
 
二人は見つめ合う。
 
 
アイコンタクトで奥さんが院長に語りかけた。
 
 
--- 院長・・・ ---
 
 
--- (院長無言で頷く) ---
 
 
 
 
 
 
 
二人は、この生命を救う選択をする。
 
 
限りなく少ない可能性に掛けた。
 
 
やれるだろうか
 
 
命を救えるだろうか
 
 
救いたい。
 
 
この命、絶対に諦めたくない。
 
 
 
 
 
 
 
 
お腹の中が真っ黒で、それこそ手のつけようが無い。
 
 
本当にひどい状態の中、メスを握った。
 
 
お腹の中を何度も何度も洗いながら、腸を1.7m程切断。
 
 
蛇口の水のように様々な点滴を流し込んだ。
 
 
手術時間は2時間を超え
 
 
手術終了。
 
 
 
 
 
 
 
 
出来ることは全てやった。
 
 
命が持っても、後遺症で一生下痢が続くだろう。
 
 
 
 
 
 
この盲導犬、
 
 
死ななかった。
 
 
命を繋ぎ止めた。
 
 
下痢は、やはり続いていた。
 
 
そして、下痢はいつの日か無くなり、
 
 
やがて、その盲導犬は元気になった。
 
 
狭き門に挑み、命を救うことが出来た。
 
 
 
 
 
 
 
 
この話を聞いた時、
 
 
目頭が熱くなってしまいました。
 
 
院長と奥様が
 
 
「あの時は、大変だったね^^」
 
 
と笑顔で見つめ合う。
 
 
 
 
 
 
夫婦でありながらも、戦友である二人。
 
 
羨ましさを感じつつも、
 
 
命を諦めない選択をしたこのお二人に、
 
 
英断をした、このご夫婦を、おこがましくも心から讃えたい。
 
 
 
 
 
 
 
いいお話を、ありがとうございました。
 
 
心から感謝いたします。
 
 

命を絶対に諦めない。 命を絶対に諦めない。

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1973年 大分県生まれ。 高校卒業後、建設関連会社へ入社。 約10年勤務した後、『プレア・メディアミックス』を個人事業として2001年11月に設立。 お客様の信用度の更なる向上と事業の拡大に伴い、2006年11月に株式会社BSAを設立。現在に至る。

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